フットワークを軽く vs 地に足付けて、の両立は可能か
「お父さんから電話があって10分くらい遅れる!ごめん!」
久しぶりに会うオーストラリア人の友人と待ち合わせをしていたら、彼女からラインが入った。
彼女と彼女の夫が到着してよくよく話を聞くと、父親に急かされて飛行機のチケットを予約していたと言う。
来週から急きょスリランカに行ってくる、そうです。ガーン
在日外国人と付き合っていると、「寝耳に水」ということわざがぴったりはまる状況が多々あるので、びっくり箱みたいで面白い。
旅行、移住関係で、今までで一番衝撃的だったのは、急に仕事を辞めると言いだし、その3日後シンガポールかどっかに引っ越してしまった知人。しかもファミリーで。
私からすれば、荷造り、携帯、水道、ネット、アパートの引き払いなどの手続き、チケットの手配、考えるだけでげんなりするような雑務を思うと、最低でも2週間~は欲しいところだ。
自分が母国にいるならまだしも、勝手の違う異国にいて、さらに異国への移動。
当時、話を聞いて彼らの無責任さに呆れたが、
(日本では退職ってたしか遅くとも2週間前に伝えるのがルールでは…)
それ以上に彼らが3日で本当にそれを成して、実際去ってしまったことに驚愕した。
話を戻すと、スリランカに行くのは2回目で、今回は1ヶ月ほど行くそうで、クリスマス、年越しは向こう、帰りのチケットは現地で様子を見ながら取ると話していた。
荷造り急がなきゃだね、というのがやっとだった。
彼らの感覚からしたら、一か月って2泊3日程度の感覚なんだろうか。
スリランカって、宮崎から福岡程度の感覚なんだろうか。
もしかしたらスマホと財布だけポケットに入れて、手ぶらで行くのかもしれない。
うーん。行きそう。
年中暖かい、暑い場所らしいし。
現地のアボガドは巨大でクリーミーで、とってもおいしいらしい。
パッションフルーツも相当おいしいらしい。
宮崎に戻ったら
Let's do some catch up again!(また近況報告しよう)という話になっているので
彼らの体験談、未踏の地の話を聞けるのを楽しみにしている。
やっぱり「本人」の経験話ほど、面白い話はない。
他人の体験談、ゴシップ話、ネットで拾った話...
お酒のアテはいろいろあるが、ネットやSNSが発達しているからこそ
話者の熱や息づかい、感情のこもった生の話は面白いなあと思う。
はたしてこの一か月で、スリランカ話に引けを取らない話のネタができるのか。
だけどまあ、最悪何もなかったとしても、「餅を焼いて食べた」
という話だけで彼女は目をキラキラさせて話を聞いてくれるだろう。
とりあえず、いかにいい感じに餅を焼いたか、しっかり形容する言葉を探しておこうと思う。